12月のインフレ率は5.83%

【Prothom Alo】12月、バングラデシュで非食品価格の上昇が減速したことで、年間インフレ率は11月の5.91%から5.83%に低下した。統計局が3日に発表した。

10月は食品価格高騰を背景に、年間インフレ率は過去2年間で最高の6.04%に上昇していた。

12月の食品価格は1年前から7.13%上昇し、11月の7.09%を上回った。これに対し、非食品物価の上昇は11月の4.10%から3.85%に落ち着いた。

食品価格の上昇は、国民1.6億人の主食である米の価格高騰が主な原因だ。肉や豆、牛乳の価格上昇も影響している。

洪水被害で国内の米生産量が落ち込み、国内備蓄が減少する中、政府は2011年以来初めて米を大量輸入した。

バングラデシュは8月、過去2カ月で2度目となる米の輸入関税引下げを行った。だが国内米価はほとんど動かず、今年総選挙を迎える政府に課題を突き付けている。

中央銀行(バングラデシュ銀行)は7月、経済成長と物価上昇リスクのバランスをとっているとして、政策金利を据え置いた。

6月に終了した前会計年度は、非食品価格の上昇が減速したものの食品価格が過去2年間で最も高くなり、インフレ率は5.44%だった。

Bangladesh News/Prothom Alo Jan 5 2018
http://en.prothomalo.com/economy/news/168964/Bangladesh-Dec-inflation-slightly-eases-to-5.83pc
翻訳:長谷川
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