新興国第9位の財政力

新興国第9位の財政力

【The Daily Star】Covid-19流行の緊張状態に対処する新興国66カ所の財政力を比較した報告書で、バングラデシュは9位にランクされた。

経済や政治の分析で世界的に高く評価される雑誌『エコノミスト』は、全ての指標で優れているとして、10位にランクした中国より上位に配置した。

ボツワナがトップで、以下、台湾、韓国、ペルー、ロシア、フィリピン、タイ、サウジアラビアが続いた。

南アジアの巨大国インドは18位、ベトナムは12位、インドネシアは16位、マレーシアは25位、パキスタンは43位、スリランカは61位だった。

調査は、GDP、対外債務(公的及び民間債務)、借入コスト、準備金カバー率の、危機に対処するための4指標で行われた。

また、今年の各国の対外支払(経常赤字と対外債務支払い)を計算し、外貨準備高を比較した。指標に対する各国のランクは、全体的な地位を決定するために平均化された。

バングラデシュは、4指標のいずれも弱くはない。

韓国や台湾などの経済力が最強の国は、新興国市場の役割に過剰な資格を持っていると、『どの新興市場が最も財政的危険にさらされているか』と題した報告書は述べた。

ロシアや中国など、多くの大国も堅調だ。すべての指標で悪いスコアを付ける国はほとんどが小国だ。

下位30カ国は、新興国グループ全体のGDPのわずか11%、対外債務と公的債務は4分の1以下に過ぎない。

2020年、66カ国の経済は、対外債務サービスの提供や経常赤字をカバーするため、4兆ドル(444兆円)以上を確保する必要がある。

中国を除くと、この数字は2.9兆ドル(322兆円)になる。だが、これは新興国が蓄積したバッファを省いている。政府は外貨準備金として8兆ドル(888兆円)以上を保有する。

半数の国は、2020年期限の対外債務の支払いや経常赤字のすべてをカバーするのに十分な準備金を持っていると、報告書は補足した。

Bangladesh News/The Daily Star May 4 2020
https://www.thedailystar.net/frontpage/news/bangladesh-9th-strongest-economy-1899241
翻訳:吉本

バングラデシュ #ニュース #新興国 #エコノミスト #Covid-19