紅茶生産減少も目標超える

紅茶生産減少も目標超える

【The Daily Star】2020年の国内紅茶生産量は、悪天候の影響で前年比10.01%減となった。

だが、目標は上回り、コロナ禍で10~15%減少した年間国内消費量を満たす十分な量は確保できた。

バングラデシュ紅茶委員会によると、北部地方の167茶園と7千の小規模農園で8639万キロの紅茶が生産され、目標の7594万キロは越えた。

前年2019年の紅茶の生産量は9607万キロで、166年のバングラデシュの紅茶生産史の中で、最も生産量が多かった。

一方、2020年、ポンチョゴル(Panchagarh)県を中心とした北部地方の平地にある8茶園と7千の小規模生産者は、2019年の生産量960万キロを上回る1030万トンの紅茶を生産した。

また、昨年の輸出は前年の60万キロから217万キロと261.66%増加。3億4710万タカ(4.6億円)の収益を上げた。

紅茶委員会の関係者は、今年当初の4カ月間に降雨がなかったことや、3月に発生したコロナ禍により、もっと生産量が落ちるのではないかと心配していたという。

茶園の経営者団体バングラデシュ紅茶協会のシャー・アラム会長も、生産量の減少は、昨年当初数カ月間の乾燥した天候と少雨のためだとしたうえで、以下のように述べた。

「天候が悪かったため、9月に入っても生産量は期待したほどではありませんでした。しかし、10月と11月初旬の降雨に助けられ、11月の生産量が伸びました」

肥料の適時配布、新型コロナ拡散防止策の厳格な維持、紅茶オークションの開催が、生産目標の達成に役立ったと、紅茶委員会のMdジャヒルル・イスラム委員長は、プレスリリースで述べた。

同委員会のムニル・オーマド副会長は、2019年の豊作は数年続いた茶園拡大と植替えの結果だとして、例外的なものだとした。

コロナ禍、特に4月と5月に全国で行われた厳しい外出や集会制限を受け、年間消費量は10~15%減少した。

Bangladesh News/The Daily Star Jan 22 2021
https://www.thedailystar.net/business/news/tea-production-falls-2020-overshoots-target-2031985
翻訳:吉本

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